ランゲルハンス島より愛を込めて

1型糖尿病ブロガーが綴る。病気・ビジネス・投資のことなどをゆるりと

病院にエンタメのニーズはあるんじゃないか。

僕はメイン病棟のオープンスペースのソファで人の流れを眺めていた。

どうだろうか。病院にエンタメを用意するのは。

 

 先日、1方糖尿病の診断を受けて人生初の入院をした。

2週間。それはとてつもなく長く退屈な時間だった。

周りにはお年寄りの比率が高い。

大きな病院ほど高齢化社会を感じる場所はないのではないか。

 

やることといえば、各種検査と毎食前後の血糖値測定、注射、食事。これで終わりだ。

本、ゲーム、スマホ、当然持ってきている。

足りない。圧倒的不足。暇つぶしが足りてない。

 

「病院は休むところだ、当たり前だろう」そんな意見もあるはずだ。

でも、寝たきりだったり安静が必要だったりするユーザーでない限り、年齢に限らず暇なことは変わりない。

 

病院を評価する上では2つの軸があると思った。

1つは「医療機関」としての価値。もう1つは「場」としての価値だ。

 

病院はtoCのビジネスだ。

医療機関としてのサービスレベルは最低限満たすべきだし、そうでなければ困る。

ただ、それと同時に大きな病院は”場所”としての付加価値の向上を考えてはどうか。

つまり、エンタメ要素を加えてはどうか。

ゲーセン、カラオケ、フィットネス、ボウリング、ビリヤードとかなんだっていい。

 

こんな記事があった。

healthpress.jp

 

これだけお年寄りがきているのだから、ユーザーからのキャッシュポイントを増やす意味でかなり面白そうな気がする。

集まるお年寄りにとっても病院がみんなの集まる場所、つまりある種のコミュニティとして成り立つなら足繁く通うだろう。

 

少し調べたら、病院や学校などの近くにエンタメ施設を作るのには、風営法での距離制限があるみたいだ。でも少し離れてても大丈夫な気がする。

ひょっとしたら諸々のトラブルのリスクが高いのかもしれない。

 

それでは、映画館や劇場、パターゴルフやゲートボールなんかはどうだろうか。